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短期海外研修(ボストン大学)が実施されました

The 2008 Boston University Summer Program ended with a great success.


 7月15日から8月10日まで、アメリカのボストン大学にて短期海外研修が実施され、英語教育学科の19名の学生が参加しました。この研修は一般英語の語学研修に加えて、アメリカ手話の実習が組み込まれたユニークな研修で、日本国内の大学の海外研修プログラムとしては初の試みではないかと思われます。


 一般英語の授業では、学科の特徴を考慮して教職に関わる内容も扱われ、将来教職をめざす学生たちにとっては日米の教育観の違いを知ることができました。アメリカ手話の実習では、事前に外大の授業で学んでいた基礎的な手話を踏まえながら、キャンパスに出ての実習や本場のボストン美術館内で一般客のいる前で絵画の説明をアメリカ手話で行うという実習も体験しました。また、ボストン大学教育学部でアメリカ手話を専攻しているアメリカ人学生との交流会では、手話ゲームをしながら大いに盛り上がりました。


 自らも聾者である講師の Bruce Bucci 先生は、聴覚障害者のオリンピックであるデフリンピックでアメリカのバスケットボールチームを優勝に導いたこともあり、自称「おすもうさん」というだけあってりっぱな体格で、授業の始めにはいつも私たちを笑わせリラックスさせてくれました。わかるまで何度も何度も丁寧に笑顔で教えてくださったその姿を通して、人に教えるということの原点を示していただいたように感じます。「日本に戻ったらぜひ日本語の手話も勉強してほしい。健常者も聾者もみなが平等に生活できる社会になるよう、みんなが教員になったら、どうか思いやりのある生徒を育ててほしい」、授業最終日に Bucci 先生から贈られたこのことばを忘れてはなりません。


 着いた当初は暑くてなかなか眠れなかったことも、レッドソックスの松坂投手に会えて感激したことも、突然の雨にバス停で雨宿りしたことも、大統領候補のオバマ氏の到着をわくわくしながら待ったことも、バレーボールに英語で寄せ書きをしてお世話になった先生にプレゼントしたことも、みんなみんな「ボストンバッグ」に詰め込んで、たくさんの思い出とともに帰国しました。参加者全員が「満足する研修だった」とアンケートに回答し、参加者全員が「またボストンに行きたい」と回答したことから、研修先としてボストン大学を選択したことは間違いではなかったと思いますし、研修そのものも大成功でした。
 
 ヘレンケラー女史がボストンの学校にやってきたのが1888年のことでした。それからちょうど120年目にあたる今年、英語教育学科の学生たちがアメリカ手話を学びにボストンを訪問したことは、まったくの偶然ではありますが、何かめぐり合わせのようなものを感じます。出発前は何かと不安なこともあったかと思いますが、学科を信じて研修参加を決意した学生の皆さんとその保護者の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。来年もまた実りある研修になりますことを祈ります。 
                             (研修企画及び引率責任者:菊地俊一)




上段 英語担当の先生に寄せ書きバレーボールをプレゼント
中断 キャンパスに出てのアメリカ手話の実習
下段 研修終了後の記念写真

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